経験ゼロから和菓子屋の開業を目指して修行中のアラフィフ女子です。
「和菓子職人って、実際どんな1日を過ごしているの?」「未経験からでも、和菓子屋を開業できるの?」
今回は、そんな疑問に答えるべく実際に和菓子屋で働く私が、和菓子屋のリアルな1日と、起業志望者としての気づきをまとめました。
和菓子職人のリアルな1日

6:00 勤務開始
作業服に着替えて準備
ボイラー、小豆炊き釜を点火
7:00 朝生(あさなま)の製造
団子や大福、おはぎなど、その日に売り切る日持ちしない商品を作る。
8:00 それ以外の商品の製造
わらび餅や麩まんじゅうなど、あらかじめ仕込んであった菓子の仕上げをして店出し。
和菓子屋の朝はまさに戦場
お店の開店までに、限られた人手と時間で、その日販売する商品を完成させなければならない。
役割分担の明確化や効率的な導線づくりが大切
9:00 開店・販売
出来上がった商品から順にお店のショーケースに並べていく。
ショーケースへの並べ方、POPの一言、照明の角度・・・
見た目の印象ひとつで、手に取られる商品がガラッと変わるのが面白いところ
「売れる空間設計」も和菓子屋の大事な仕事
開業前にレイアウトや照明を徹底的に研究すべきと痛感した。
10:00 日持ちする菓子や冷凍できる菓子の製造
店出しが落ち着いたら、日持ちが2〜3日のどら焼き、最中、冷凍ストックできる菓子の製造をする。
和菓子は日持ちしないものが多く、ロスが出やすい産業。
日持ちするものや冷凍保存が可能な商品をラインナップに含めるのは必須。
加えて、市場の動向を把握し、どんな商品が求められているのかの分析も必要。
12:00 休憩
午前中のバタバタを終え、ここでようやくお昼休憩
ここまでくれば、1日の大半が終わったも同然
13:00 翌日以降の菓子の仕込み
翌日以降に使う餡の練り上げや材料の計量などをして翌日以降に備える。
14:00 清掃
たまった洗い物を一気に片付ける。使った機材、床も徹底的に清掃。
「働きやすさ=品質と生産性の向上」。厨房の設計・道具の配置計画は超重要項目
16:00 勤務終了
繁忙期や大量の予約注文がなければ、だいたいこの時間に終えられる。
早朝からの力仕事で身体はヘトヘト
未経験からの起業を可能にする そのために今やるべきことは

私は和菓子の世界はまったくの未経験からのスタートです。
現場で働くことで、「どういうお店がつくりたいか」が少しづつ見えてきました。
和菓子での起業は、「経営・マーケティング・接客」も含めた総合力が問われる世界。
職人技の追求だけでなく、スキルを身につけるために今やるべきことも見えてきました。
- 事業計画書の策定能力
- 起業に関する情報収集をする
- 実際に起業した人の話を聞く
- セミナーや講座に参加する
- 広告やキャッチコピーをストックしておく
少しずつではありますが、起業セミナーへの参加やWebマーケティングの勉強を始めたので、その記録もブログに綴っていきたいと思います。
このブログが、同じように夢を追いかける方の参考になれば幸いです。
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